また、今回の補正では、基金繰入金2億円の減額も行っており、町の財政運営はおおむね良好と評価するものであります。また、国の補助金を多く活用した補正でもありました。
今回の衆議院選挙で政権がかわり、これからの予算がどうなるのか不透明な点もありますが、地方への予算の充実を国に働きかけていただきたいというものであります。
当局には、当委員会で出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いし、総務常任委員会の審査報告といたします。
以上です。
5:
◯議長(
谷口一男君) 次に、産業教育常任委員長 山下 勇君。
〔産業教育常任委員長 山下 勇君 登壇〕
6:
◯産業教育常任委員長(山下 勇君) 第23回入善町議会
定例会、産業教育常任委員会より御報告いたします。
本
定例会におきまして、産業教育常任委員会に付託された諸案件について審査結果を報告いたします。
当委員会で付託案件について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の審査報告書のとおり、議案第43号 平成21年度入善町一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会付託部分、議案第45号 平成21年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第1号)につきましては、賛成全員で可決すべきものと決しました。
それでは、審査の過程で出された意見を御報告いたします。
まず、公園施設維持管理費についてであります。
この事業は、国が進めるグリーンニューディール政策により実施するものであり、夜間散歩者の多い水の小径の足元灯を省エネ効果の高いLED照明に取りかえるとのことであります。
また、学校施設維持管理費に計上されている太陽光発電の導入も、同様の政策によるものであります。小学校3校、中学校1校に導入され、工事費の95%が補助されるとのことであります。
この地球温暖化対策は、世界的に取り組むべき重要な課題の一つであることから、国ではこれからもさまざまな対策が実施されることと思います。それらに対応できるよう、各課の連携を図るとともに、町も積極的に新エネルギーやCO2削減などに取り組んでいただきたいとお願いするものであります。
最後に、耐震改修促進計画策定業務委託料についてであります。
これは、学校などの公共施設の耐震化は進められていますが、住宅や民間の建築物の耐震化が進められていないことから、現状を把握し、耐震化を進めるための計画を策定するとのことです。この計画により住宅などの耐震化を進め、来る災害に備えるよう、広く住民に周知してほしいと要望するものであります。
当局には、当委員会で出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いし、産業教育常任委員会の審査報告といたします。
7:
◯議長(
谷口一男君) 以上をもって、それぞれの常任委員長の審査報告を終わります。
(討 論)
8:
◯議長(
谷口一男君) これより討論を行います。
上程された案件すべてまとめて御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9:
◯議長(
谷口一男君) 御意見がないものと認めます。よって、討論はこれにて終結いたします。
(採 決)
10:
◯議長(
谷口一男君) これより採決をいたします。
まず、議案第43号 平成21年度入善町一般会計補正予算(第3号)について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
11:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、議案第43号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第44号 平成21年度入善町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
12:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、議案第44号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第45号 入善町農業集落排水特別会計補正予算(第1号)について、産業教育常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
13:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、議案第45号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第46号 入善町国民健康保険条例の一部改正について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
14:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、議案第46号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────────────────────
同意案第4号
15:
◯議長(
谷口一男君) 次に、日程第2 同意案第4号 入善町教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
16:
◯議長(
谷口一男君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
米澤町長。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
17:
◯町長(
米澤政明君) 同意案第4号 入善町教育委員会委員の任命について、提案理由の説明をいたします。
入善町教育委員会委員 山本光代氏は、本年9月末をもって任期満了となります。その後任の委員を任命いたしたく、法の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
山本光代氏は、平成13年10月から委員を2期務めていただいておりまして、引き続き任命するものであります。
山本光代氏は人格が高潔で、学術及び文化に関し卓越した識見を持っておられますので、入善町教育委員会委員として引き続き任命いたしたく、御同意いただきますようお願いいたします。
18:
◯議長(
谷口一男君) ここで暫時休憩をいたします。全員委員会室へ御参集ください。
午後 1時43分 休憩
─────────────────────────
午後 2時22分 再開
19:
◯議長(
谷口一男君) 休憩前に引き続き開議いたします。
お諮りいたします。ただいま上程された案件は、事案の性質上、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
20:
◯議長(
谷口一男君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第4号は直ちに採決することに決定いたしました。
(採 決)
21:
◯議長(
谷口一男君) これより採決いたします。
同意案第4号について、原案のとおり同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、同意案第4号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────
諮問第1号
23:
◯議長(
谷口一男君) 次に、日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
24:
◯議長(
谷口一男君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
米澤町長。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
25:
◯町長(
米澤政明君) 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。
現人権擁護委員5名のうち2名の委員が、平成21年12月31日をもって任期満了となります。つきましては、法務大臣から後任者の推薦について依頼がありましたので、次のとおり推薦いたしたく御提案申し上げるものであります。
人権擁護委員候補者として推薦する方々は、入善町道市435番地 松島圭子氏、昭和26年5月25日生まれ(58歳)、入善町春日455番地 本瀬 薫氏、昭和15年12月18日生まれ(68歳)の2名の方々であります。松島氏は1期目、本瀬氏は3期目の再任として提案するものであります。
2人の方々は、人格、識見ともに高く、社会の事情に通じ、人権擁護委員として活発な活躍が期待できる候補者でありますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見をいただき、法務大臣に推薦したいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
26:
◯議長(
谷口一男君) お諮りいたします。ただいま上程された案件は、事案の性質上、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27:
◯議長(
谷口一男君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は直ちに採決することに決定いたしました。
(採 決)
28:
◯議長(
谷口一男君) これより採決いたします。
諮問第1号について、原案のとおり推薦することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
29:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、諮問第1号は原案のとおり推薦することに決定いたしました。
ここで暫時休憩をいたします。直ちに全員委員会室に参集ください。
午後 2時26分 休憩
─────────────────────────
午後 2時39分 再開
30:
◯議長(
谷口一男君) 休憩前に引き続き開議いたします。
─────────────────────────
議員提出議案第5号
31:
◯議長(
谷口一男君) お諮りいたします。ただいま元島正隆君ほか2名から、議員提出議案第5号 国の平成21年度補正予算凍結により地方公共団体が混乱しないように求める意見書について議員提出議案が提出されました。
これを日程に追加し、追加日程第1号として議題にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯議長(
谷口一男君) 御異議なしと認めます。議員提出議案第5号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。
追加日程第1、議員提出議案第5号 国の平成21年度補正予算凍結により地方公共団体が混乱しないように求める意見書についてを議題といたします。
(趣旨説明)
33:
◯議長(
谷口一男君) ただいま上程した案件について、趣旨説明を求めます。
10番 元島正隆君。
〔10番 元島正隆君 登壇〕
34: ◯10番(元島正隆君) 議員提出議案第5号 国の平成21年度補正予算凍結により地方公共団体が混乱しないように求める意見書についてであります。
新内閣の骨格が今日示されました。地方財政に関する仕組みをはじめ、国の主要施策が大きく転換しようとしているわけであります。
新政府においては、そのことを踏まえて、今、地方の予算の組み替え、また補正予算の組み替え等について慎重に議論されているところであり、その内容について、国と地方のあり方をめぐって、今、補正予算を凍結し、一度精査をしながら、新たな枠組みを首相に提出するということになっております。
私たちの補正予算の組み入れを見ても、それが凍結することになりますと、地方にとっては大変大きな痛手であり、そういった混乱のないように、国に正しい目を見開いていただいて、国民そしてまた町民の目線に立った施策をしていただきたい、このことの意見書を提出するわけであります。
議員の皆さん方の慎重審議、御賛同をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の意見書の説明といたします。
(質 疑)
35:
◯議長(
谷口一男君) ただいま上程した案件について、一括して質疑があれば承ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36:
◯議長(
谷口一男君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま上程した案件については、事情をよく御賢察のことと思います。つきましては、入善町議会会議規則第38条第3項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37:
◯議長(
谷口一男君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに討論、採決することに決定いたしました。
(討 論)
38:
◯議長(
谷口一男君) これより討論を行います。
議員提出議案第5号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39:
◯議長(
谷口一男君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論は終結いたしました。
(採 決)
40:
◯議長(
谷口一男君) これより採決をいたします。
議員提出議案第5号 国の平成21年度補正予算凍結により地方公共団体が混乱しないように求める意見書について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
41:
◯議長(
谷口一男君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査について
42:
◯議長(
谷口一男君) 次に、日程第4 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、会議規則第74条の規定により、お手元に配付の
一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。この申出書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43:
◯議長(
谷口一男君) 御異議なしと認めます。よって、申出書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
44:
◯議長(
谷口一男君) 以上で本日の日程はすべて終了し、本
定例会に付議された案件はすべて議了しました。
さて、本来なら、ここで閉会に当たり一言御挨拶を申し上げるところでありますが、その前に、今期限りをもっての引退を表明されております本多議員、大林議員から、ここで御挨拶をいただきたいと思いますが、皆さんいかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45:
◯議長(
谷口一男君) それでは、議席順ということで、初めに本多議員、お願いいたします。
〔11番 本多幸男君 登壇〕
46: ◯11番(本多幸男君) ただいま議長と議員の皆様のお計らいによりまして、このたび6期24年間務めさせていただきました入善町議会議員を引退するに当たりまして、挨拶の機会を設けていただきましたことに感謝申し上げます。
議席順ということで、私のほうから挨拶をさせていただきます。
私は1937年10月6日生まれでございますが、入善高校を卒業いたしまして、昭和31年3月に魚津の民間企業に勤めました。18歳でございました。そのときの世情は、「別れの一本杉」「女船頭歌」「嵐を呼ぶ男」などが流行歌でございまして、華やかな時代でございましたが、私は民間企業で三交代に入りまして、3年半、臨時工を務めました。真っ黒になって、10年間、三交代をやっていたわけでございますが、本採用されまして、4年目から正社員になったわけでございますが、臨時のときは労働組合の組合員ではございません。正社員になって初めて組合員の資格が与えられたわけでございますが、そのとき私が勤めておりました民間企業は、女性の社員が約200人ほどいたんですけれども、男性が2,500人ほどと女性の少ない職場でございましたが、結婚しますと退職しなければならないという制度がございました。それは、23で結婚すれば23でやめる、30で結婚すれば30でやめる。私が社員になって、この制度はおかしいのではないかと、こう言いましたら、職場の仲間から持ち上げられまして青年婦人
部長というものになりました。その後、親組合の組合の幹部になりました。そのときに、私の大先輩で、後に衆議院議員を4期務められました古川喜一という人が私を呼びまして、「本多君、君は今度組合の幹部になったそうだけども、義務を果たさずに権利ばかり主張するような幹部になってはいけない。賃金でも何でも自分の労働条件を上げてもらいときは、みんなが上がって自分も上げてもらう。みんなが上がらないと自分は上がらない。こういう姿勢で臨みなさい」ということを教えていただきました。「一人は万人のために、万人は一人のために」、私はその言葉を座右の銘にしたわけでございます。
自来、いろんな職場でいろんなことがありましたが、希望退職という名のもとに950名も同志を失った悲しいこともございました。47歳のときに先輩の皆さんから押し上げていただいて、入善町議会に籍を置かせていただきました。自来24年間、微力ではございましたが、町民の幸せのためにやってきたつもりでございます。至らない点が多々あったとは思いますけれども、米澤町長をはじめ同僚議員の皆さん、先輩議員の皆さん、本当に長い間御指導いただきまして、ありがとうございました。
今この議場にいらっしゃる皆さんには、さらに10月13日に挑戦をしていただきまして、必ずこの議場に戻ってきていただく、こういう信念で戦いを進めていただきたい。そして21世紀、この大入善町は単独町政を指向しているわけでございますから、何といいましても、2万8,000人の町民の負託にこたえて、よいまちづくりに頑張っていただきたい、このように望む次第でございます。
私の心境は、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」。今後は一町民として、米澤町政がますます発展をしますように心から応援をしたいと、こういうふうに思っております。
長い間ありがとうございました。(拍手)
47:
◯議長(
谷口一男君) 次に、大林議員、お願いいたします。
〔13番 大林政雄君 登壇〕
48: ◯13番(大林政雄君) 今ほど、町当局並びに谷口議長の配慮によりまして、今期限りで議員を引退いたします本多、大林両名に対しまして、いろいろご配慮をいただきましたことに感謝申し上げる次第でございます。
また、谷口議長から、高い評価と、そしてまた身に余る頌詞をいただきまして、まことに恐縮でございますと同時に、汗顔の至りでございます。
ただいま、政権の交代によりまして、地方自治体を取り巻く環境は大変厳しいものがございます。今年度の補正予算執行停止並びに多くの問題が山積しておるわけでございます。このときは、町当局並びに議員の皆様が一致協力して、そしてこの問題に対処していただきたいわけでございます。またあわせて、入善町のますますの御繁栄と福祉向上をあわせて御祈念申し上げ、私の御挨拶にかえる次第でございます。
後ほどうるおい館のほうで会があるそうでございますので、その節はまた御挨拶を申し上げるわけでございますが、とりあえず本会議におきましてはこの程度の挨拶にさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
49:
◯議長(
谷口一男君) 本多、大林議員には、長年にわたり入善町議会の顔として議会を牽引され、入善町政に対し多大な御尽力をいただいたことに厚く心より感謝申し上げます。
両議員の功績は、今
定例会の中でも議員、町長から多くの話があったところであります。その御功績に対し、改めて深く敬意を表します。
今後は健康に留意され、入善町政に対し、また議会に対し叱咤激励をいただくことを念願しております。
さて、今
定例会の閉会に当たり一言所感を申し述べます。
梅雨明けのない夏を過ごしたコシヒカリの刈り取りがいよいよ始まっております。ことしの品質や収量が気になりますが、黒部川扇状地の肥沃な大地、清流で育った町の特産コシヒカリが無事収穫されますことを願っております。
さて、歴史的な政権交代をもたらした衆議院選挙により、民主党を中心とした新しい連立政権が動き出しました。16日、民主党の鳩山代表は第93代内閣総理大臣に指名され、新閣僚人事を発表し、いよいよ鳩山内閣が国民の高い期待のもと発足いたしました。この国が抱える多くの問題、緊急な課題にどう立ち向かうのか、そして今後の国の形や国民生活の将来をどうつくっていくのか期待をするものです。
また、今
定例会にも、政権交代による入善町への影響や今後の対応など多くの質問が出ていましたが、急激な政策転換で影響が出ないよう、バランスのとれた政策を新政権にお願いするものであります。
さて、4年前の平成17年10月、町議会議員選挙で当選させていただいた我々14名は、同月31日に第1回臨時会である組織議会に参集してから以後、数えて今回の
定例会で23回目を数える本会議と臨時会を重ねてきたのであります。この間、
定例会が16回、臨時会が7回開催され、当面する喫緊課題あるいは将来の町政課題に当局と議論を交わし、あるときは対峙し、またあるときは議員間での口角泡を飛ばす討論を重ねてまいりました。そして、この4年間で、我々は文字どおり選良として3万の町民の負託に応えてきたものと確信するものであります。
今議会の閉会に当たって、この4年間の分厚い議事録をひもとくと、そのときそのときの会議の模様が次から次へと目の前に去来いたします。4年前の平成17年は、入善町が単独町政を
選択し、新たな入善町に向け、改革元年と銘打って行財政改革をスタートさせた年でありました。議会も自ら改革に取り組み、選挙前に議員定数を18名から4名削減し14名としたところでありますが、議員14名は、国が進める三位一体改革の嵐の中、当局とともに3万町民のための施策の実現に努めたところであります。その結果として、この任期中に、北陸自動車道の入善パーキングにおけるスマートインターチェンジの設置やまちなか交流施設うるおい館の建設、今や町のシンボルとなっている風力発電施設の建設など、町のインフラや拠点施設の整備が実現できたものと考えております。
しかし、何といっても一番忘れられないのが、平成20年2月24日に発生した高波災害であります。経験したことのない高波が下新川海岸を襲い、特に芦崎地区で尊い人命を失うなど大きな被害をもたらしました。発生当初から、当局をはじめ消防団や多くの町民及び関係機関のおかげで素早く復旧に対処でき、改めて共助の重要性を感じたものであります。
さて、不肖私は、一昨年11月の臨時議会において、各位の推挙により議長の職責を担わせていただきました。皆様の御指導、御支援により、本日まで務めることができました。心から感謝申し上げます。
残る任期は10月29日までですので、任期を全うするまで議長としての責務を果たしたいと存じます。
結びに、再び出馬の意思を固めておられる皆様にあっては、再度、全員当選の栄を勝ち取られ、この議場において相まみえ、あすへの町政について論陣を張ることを心から念願するものであります。
また、当局各位には今後ますます御健勝で御活躍されますとともに、入善町のさらなる発展を御祈念いたしまして、議長として間もなく任期満了を迎える今期議会最後の閉会の挨拶といたします。
ここで、町長が
発言を求められておりますので、
発言を許可いたします。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
50:
◯町長(
米澤政明君) 9月議会
定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今ほどは、9月議会
定例会に提案いたしました案件に御賛同いただき、議員各位に厚くお礼を申し上げますとともに、各議員からいただきました町政に対する御意見、そして御提言について十分に参考にし、今後の行政執行に当たってまいりたいと思います。
さて、いよいよ民主党の鳩山内閣が船出いたしました。本会議の一般質問では、民主党による政権交代やマニフェストに対する期待と不安などが論点になりました。新たな国づくりに向けた制度設計や所得移転など、今後明らかになるであろう地方をも巻き込んだ平成の大改革にまずは期待をしたいと思っております。
国民は、国民生活の不安や不満、閉塞感を払拭する具体的な変化を求めております。新政権には、マニフェストで掲げた政策に磨きをかけて着実に実行していただくことを望むものであります。
もちろん、拙速な改革のために地方に無駄なしわ寄せが及ばないよう、新政権に対し現在取り組んでいる事務事業の妥当性や公平性、効率性などをしっかりと見極めた上で、私は町民の暮らしや利益を守るため、必要なものは必要と、行政執行の責任者として道理ある主張をしてまいる所存であります。
さて、今議会
定例会は、議場におられる議員各位にとりまして、今任期における最後の
定例会であります。また、私にとっても、任期残すところ1年を切った議会でもありました。
振り返ってみますと、議員各位とは激動の時代をともに過ごした感が強くございます。平成の大合併のうねりの中、平成16年3月の合併協議会からの離脱以降、単独町政を
選択し、将来にわたって持続可能な行財政基盤づくりのための行財政改革や企業誘致、社会資本整備としてスマートインターチェンジの開設やうるおい館建設など、大型プロジェクトを行ってまいりました。さらに、忘れられないのが、平成20年2月24日の高波災害からの復旧事業であります。
いずれの事業につきましても、議会において徹底した論議がなされ、またスピードを要する事業については超党派で町政の後押しをしていただきました。本当にありがとうございます。ここに、議会の皆さんの良識と判断、町民の皆さんの信託があったからこそ、さまざまな難局を乗り越えてこられたものと改めて感謝するものであります。
いよいよ秋本番であります。ことしは、長雨の影響からコシヒカリの作柄が平年を下回るのではないかとの心配がありますが、どうか平年並みの収穫となるよう心から願うものであります。
また、全国的な新型インフルエンザの流行など新たな心配も出てきております。町民の皆さんには、うがいや手洗い、せきエチケットなど、日ごろからの予防の徹底をお願いするものであります。
最後になりますが、議員各位には、この4年間、町政発展のために御尽力をいただき、感謝と敬意を表する次第であります。
今期をもって勇退されます大林議員、本多議員におかれましては、今後とも私どもへの御指導、御鞭撻、さらに入善町に対する御支援をお願いするものであります。よろしくお願いをいたします。
また、お二方には、ぜひお体には十分気をつけていただいて、今後とも町のために御協力いただきますようにお願いするところであります。
また、来る町議会議員選挙において町民の審判を受けられる議員におかれましては、再び町民の負託を得られますよう激励申し上げ、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。
─────────────────────────
閉会の宣告
51:
◯議長(
谷口一男君) これをもちまして、9月3日から開会した第23回議会
定例会を閉会いたします。
なお、この後、全員協議会を3時15分から開催いたします。議員並びに当局は全員委員会室へ御参集ください。
議員並びに当局には大変お疲れさまでした。
午後 3時05分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。